オルタナティブ・ライフ

人生にはもっと別のカタチがある!

真面目系クズをやめたいなら今すぐ着物を着よう

はじめまして。

元引きこもりニートの和装作家ブロガー仁です。

 

ここ数年で生まれた衝撃的な言葉のひとつ「真面目系クズ」。

 

以前の僕はまさに根っからの「真面目系クズ」だった。

今では「ダメ人間のまま楽しく生きよう」が僕のモットーだ。

 

え?結局ダメ人間じゃん?

 

いやいや、真面目系クズとダメ人間は別モノだよ。

ダメ人間は楽しく生きられる。

けれど真面目系クズはいつまでたってもつらい思いをしながら生きるしかない。

 

その違いを生んだのは、思い返せば僕が着物を着るようになってからだ。

 

ということで今日は、真面目系クズは今すぐ着物を着よう!というお誘いをひとつ。

 

真面目系クズとは?

 

「真面目系クズ」という単語の出自は僕も正確に把握しているわけではない。

けれどこれほど感覚的に理解できてしまう言葉もめずらしい。

 

一見すると真面目なのに実は中身がクズな人のこと。

周りに迷惑をかけないように真面目に生きてきたが、積極的に努力することは無い。最初の印象はよく、周囲から期待されるが、だんだんボロが出て人が離れていく。

 

はい、もう心が痛い。

 

僕が思う最大の特徴は

外面は真面目を装っているけれど本当は怠惰でサボりぐせがひどく

いつか化けの皮がはがれるんじゃないかとびくびくしている

といったところだろうか。

 

真面目系クズは他人の目を過剰に気にする

 

人が「真面目系クズ」になってしまう大きな要因のひとつは

他人の目を気にする性質が強いことだと僕は考えている。

 

本当はこんなことやりたくないのに、周囲がそれを望んでいるから

やらざるを得ない。けれどやりたくないからついついサボってしまう。

「周囲の期待にこたえたい」からやるのではなく

「周囲の期待をうらぎってダメな人間だと思われたくない」からやる

というのが真面目系クズなのだ。

 

それが結果的に自分の生き方をめんどうにすることは

きっとだれでも分かっているはずだろう。

 

分かっちゃいるけどやめられないのだ。

 

気まぐれでもなんでもいいから着物を着てみよう

 

さて、ここまで読んでくれているということはあなたにも少なからず

真面目系クズの素質があるということだろう。

 

ならばあなたも着物を着よう。

 

「唐突になにを言ってるんだ」という気持ちはよくわかる。

まぁこれは僕の体験談なので、ひとつの参考として聞いてほしい。

 

僕は過去に6年ほど一般企業でサラリーマンをやっていたのだが

心のバランスを崩して仕事をやめ、しばらく引きこもりのニートをしていた。

 

詳しく語ると長くなるのでここではやめておくけれど

心のバランスを崩すことになった原因のひとつがまさに

「真面目系クズ」の化けの皮がはがれたことだったのだ。

 

ニート生活をはじめたばかりのころはわりと楽しかった。

けれど時間が経つにつれ不安と恐れが迫ってきて

ニートだと思われるのが怖くて外出することも避けるようになった。

 

そんなある日、僕は祖父の遺品の着物をいただくことになった。

遺品といっても特に祖父が愛用していたわけでもなく

捨ててしまうのも罪悪感があるというので体よく押し付けれられた形だ。

 

普段なら特に興味も示さなかったと思うが、この時は毎日特にやることもなかったので

試しに着てみようという気持ちになった。

 

当然どうやって着ればいいかなんて知らなかったが、ネットで調べて

見よう見まねで着てみたらなんとなくそれっぽくなった。

 

僕の人生はこの瞬間をきっかけに変わったのだ。

 

着物は人の目を気にするのをやめるトレーニングだ

 

さて、着てしまったら外に出てみたくなるのが人間というものだ。

 

とりあえず近所をうろうろしてみるところから始めた。

今の時代、お祭りでもない限り着物を着てあるいている人間なんて

ほとんど見かけないけれど、それでもじろじろと奇異の目を向けられることは

なかった。

 

むしろ「あらあなた素敵ね」と(主に妙齢のご婦人方から)声をかけられる

ことがしばしばあった。

 

「それ(着物)に関係のあるお仕事をされてるんですか?」と聞かれることもあった。

そういうときは「いえいえ、ただの道楽人(ニート)ですよ」と答えた。

「いいねぇ、粋だねぇ」と乗ってくれた。

 

普段だったら絶対に自分がニートだということは知られたくなかっただろう。

けれどそれまでただの「真面目系クズ」で「引きこもりニート」だった僕は

着物を着ることで「愛すべきダメ人間」となる道もあることを知ったのだ。

 

当然、中身はなにも変わっていないのは分かっている。

けれど、「ダメな人間だと思われたくない真面目系クズ」という生き方と

落語の登場人物のような「ダメ人間だけど愛される与太郎」という生き方は

きっと本当に些細な差なのだと思う。

 

着物はたのしい

 

それからというもの、僕は普段から着物を着るようになった。

着るだけでは飽き足らず、着物や小物を自分で作るようにもなった。

 

結局のところ、着物は楽しい。

楽しいから、あなたにもおすすめしたいのだ。

 

「人生を変えるための一番簡単な方法は服を変えることだ」

というのはよく聞く言葉だが、

せっかくだったら着物を着てみよう。

 

着物文化を広めたいとか、そんなことは僕は考えていない。

ただ、生き方には別のかたちもあるのだと知ってほしい。

そのための題材として着物はおもしろいよと伝えたいのだ。

 

人生の「別のかたち」を見つけよう。